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ハロウィンネタ

2012.10.31 22:00|グレアリ
ハロウィンネタです。
タイトル全く思いつきませんでした( ´∀`)
pixiv投稿済みの小説です。
ジョカアリのグレアリです。
Halloween partyの後は



「…ハロウィン?」
「あぁ、そうだ」
昼の時間帯、帽子屋屋敷に遊びに行った。
そこで、ブラッドから聞いた「ハロウィン」の言葉。
「20時間帯ほど後に、我が屋敷でハロウィンパーティーを開くんだ」
「貴方も乗り気なの?」
「そう見えるか?」
「いえ?まったく」
否定する気が起きないほど、
ハロウィンのことを話すブラッドはだるそうだった。
「嫌ならやめればいいのに…」
「その時は乗り気だったんだ。
後になって面倒になったが、
双子たちやエリオットが思った以上に乗り気になってしまってな…」
「…大変ね」
その時は乗り気で直前で面倒がる…
…自分の上司ともなんとなく重なる。

「…まぁそのことはいい。
とりあえず、君も来たければ来るといい」
「本当? 
有難う、でも――――」
「連れてきたいならトカゲも連れてくればいい」
ブラッドの言った言葉に少し目を見張る。
「…あ、有難う…」
「そうでもしないと、休憩が取れても来なさそうだったからな」
ブラッドは軽く呆れが混じったような声で言った。
まぁ、多分その読みは当たっているのだが…。

軽く頬の染まったアリスに、ブラッドは続けた。
「仮装もこちらで用意していいのか?」
「あぁ…やっぱりしないとダメなのね…?」
「当たり前だ、ハロウィンパーティーだからな」
さらにニヤリと笑ってブラッドは言った。
「望むなら、私が着替えも手伝うが?」
「望まないから大丈夫よ」
「…その答えは予想していたよ、お嬢さん」
「そう、なら―――」

「お嬢さんの着替えは、トカゲが手伝うんだろう?」

…アリスの頬が染まったことは言うまでもない。



次の時間帯、休憩のシフトをグレイに確認する。
「15時間帯後か……
ねぇ、それ、20時間帯後にしてもらえない?」
「? 別に構わないが…何故だ?」
「あのね、ブラッドにハロウィンパーティーに誘われてて…」
グレイの顔が曇る。
この流れでは、確実に休憩をずらしてもらえない。
それどころか、今の仕事さえ危うい気がする。

「あ、あのね、グレイ。
グレイも来たいなら来ていい、って、言われたんだけど…」
グレイの表情が変わる。  そこで気がついた。
グレイはただでさえ忙しいのだし、
たまの休憩くらい部屋にいたいのではないか?
第一、クローバーの塔がいくら休戦地帯だからって、
ブラッドの屋敷にそんなに無防備に出かけるだろうか?
それに、あのブラッドが何もなしにこんな条件を出すとは考えられない。
きっとグレイを連れて行ったら何かあるに決まってる。

「…俺も行っていいのか?
それなら…そうだな、一緒に行こう」
思考が変わっていったアリスを、グレイの声が呼び戻す。
「え?……本当に…?」
「あぁ、20時間帯後だな?」
「え、えぇ…」
グレイは、軽く笑って行ってしまった。
アリスはそこに取り残される。
そこで思った。
(グレイ…無理、してくれてない…よね…?)
優しい彼が無理をしてアリスに付き合ってくれたのではないか。
それが気になって仕方がない。



「ようこそ、お嬢さん」
「こんにちは」
「………」
軽く挨拶を交わして中に入る。
ブラッドまでドラキュラの仮装をしている。
グレイが挨拶しないのは…まぁ、予想の範囲内だ。

「あぁそうだお嬢さん、仮想を用意しておいたよ」
ブラッドに言われる。
「あ、そういえば…」
「仮装?」
グレイがこちらに目を向ける。
(あ、グレイに話してなかった…)
「あのね、ブラッドが仮想を用意してくれて…」
「あぁ、トカゲの分も一応あるぞ?」
ニッコリ笑うその姿は、ドラキュラの仮装に合っていた。

「…俺も着るのか?」
グレイの目は、ブラッドではなくアリスに向けられている。
「え?…まぁ、着た方が楽しいんじゃない…?」
「そうか…」
グレイは複雑そうではあったが、一応仮装するようだ。



「…これ……」
アリスの入った部屋に用意されていたのは、魔女の服。
黒い帽子に、黒いワンピース、マントに杖まであった。
別にそれくらい予想できていた。
唯一予想できなかったのは――
(ブラッドが選ぶんだったわ…!
これだったら自分で選ぶんだった!!!)
――ワンピースの丈が、短い。
結構ギリギリだ。 
しかも、背中もかなりたっぷり開いている。
リボンがあしらわれてはいるが、マントがなかったらとても着られなかった。
袖も短く、長い手袋が用意されていた。
靴がロングブーツだったのは、せめてもの救いと言うべきか……。

【コンコン】
「は、はいっ!?」
「アリス? 終わったか?」
部屋の外にいるのは、どうやらグレイらしかった。
(終わったことは終わったけど…ッ)
この姿を見せるのか。
「アリス?入っても平気か?」
「え!?あ、はい!!」
…答えてしまった。しかも「YES」の方で。

【ガチャ】
「!!」
「アリス?…っ」
グレイは、狼らしい衣装を着ていた。
狼耳カチューシャと、ベルトで付いているらしい尻尾、
それに、服はいつものスーツと散がってラフな物になっていた。
(か、格好良い…)

「アリス?」
要らない事を考えていた時にグレイに呼ばれる。
「…ど、どうしたの?」
グレイは、アリスの姿をじっと見つめて何も言わなくなってしまった。
「あの…グレイ…?」
「あぁ、すまない…」
今更こっちが恥ずかしくなってくる。
視線を少し逸らして欲しい。

「その…あんまり見られると、恥ずかしい…んだけど…」
言ってみる。 こっちのほうが恥ずかしかった。
グレイが今度はアリス顔をまじまじと見つめる。
「あぁ、すまない。
だが…その格好で、外に出るのか?」
ようやくグレイが発したのはその言葉。
「え?えぇ、まぁ……」
そう言った瞬間、グレイの目が少し鋭くなったような気がした。

「あの…どうかしたの…っ!?」
突然グレイに抱き締められる。
煙草の臭いがする。 と、顔が赤くなるのを感じた。
「ぐ、グレイ…っ!?どうしたの?」
「…君は、本当にその姿で外に出る気だったのか?」
「え…?」
不機嫌そうな声がする。
怖々とグレイの顔を見る。
「え、なんで…?」
「…そんな露出度の高い服で恋人が他の男の前に出るのを、
なんとも思わないわけがないだろ?」
既に軽く赤い顔が更に赤くなるのを感じる。
そのままグレイの顔を見つめていると、
グレイの目元も軽く赤かった。
「えっとっ!」
とりあえず離れて、と言いたかったのだが、
その口を塞がれる。

「ん……」
「…は」
さすがに息が苦しくなり始めた頃、
ようやく唇を離される。
「グレイ…」
「…アリス」
グレイが微かに微笑む。 
そして、後ろにあったベッドに押し倒された。
「ぐ、グレイ!? 
パーティーにちょっとくらい顔を出さないと…」
「平気だ」
「なんでっ!?」
軽くパニックを起こしているアリスを、
グレイが優しく宥める。

「俺がアリスの部屋を訪ねる時、
帽子屋とすれ違ったが何も言わなかったからな。
多分、こうなることくらい分かっていたんだろう。
むしろ、君が俺を呼んだ時には、な」
「え…!?」
そこで気づいた。
これがブラッドの「狙い」だったのだ。
恐らく、この事を長らく弄られ続ける。
(…考えただけで頭が痛くなるわ…)

「アリス、別のことを考えないでくれ」
グレイの声に思考が停止する。
…とりあえず、

(先のことは、その時考えよう…)

                       




                        Trick or Treat!
                     And  happy Halloween!
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